ノーコードサロン

Studio制作するなら
「社内定着」にこだわろう

「納品しました。マニュアルもお渡ししました」——そこで終わるの、めちゃくちゃ勿体ないです。今日は「作って終わり」をやめる話を。

# #Studio# #運用フェーズ# #社内定着
のこまる

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SECTION 01

価値が下がる領域と、上がる領域

まず、前提の共有から

「納品しました。マニュアルもお渡ししました」
——で、終わっていませんか

丁寧に作って、丁寧に渡した。仕事としては何も間違っていません。でもこれ、めちゃくちゃ勿体ないんです。

今日の結論「作って終わり」じゃなくて、「社内定着」にこだわろう。

作ること自体の価値は、これから下がる

正直な話、ノーコードでサイトを作れること自体の価値は、どんどん下がります。理由はシンプルで、AIがどんどん賢くなっているから。デザインもコードもコピーも、そこそこのものが一瞬で出てくる時代です。

つまり「作れること」は、もう希少なスキルじゃなくなりつつある。

価値が下がる領域があるなら、上がる領域もある

それが、納品後の「運用フェーズ」です。ここ、今めちゃくちゃ空いてます。みんな「作る」ところで消耗して、「使われる」ところを誰も見ていない

「作る」の価値 ↓「使われる」の価値 ↑
SECTION 02

高い品質で納品する、の本当の意味

その前段として、まず「品質」の話を

品質=見た目のクオリティだと思っていませんか

もちろん大事です。でも、それだけじゃない。僕が言う品質は、この2つです。

01 構造がちゃんと整理されている

あとから触っても迷子にならない設計になっているか。

02 自分で運用しやすい状態になっている

渡したあと、クライアントの手で動かせる状態になっているか。

Studioで言えば、ここが品質

01 CMSの設計

更新する人が迷わない構造になっているか。

02 コンポーネントの切り方

直すべき場所が、一箇所に集まっているか。

03 ページの命名ルール

他人が見て意味がわかる名前になっているか。

問いここが雑だと、どうなるか。

起きるのは、この2つ

CASE A 毎回あなたに連絡がくる

更新のたびに問い合わせ。クライアントも自分も、ずっと手が離れない。

CASE B 諦めて、更新しなくなる

そのまま誰も触らないサイトになる。

つまり更新されないサイトって、要するに死んでるんですよね。どれだけカッコよくても、3ヶ月後に「お知らせ:2024年」で止まっていたら、それは失敗です。

制作者の作品としては成功でも、
クライアントのビジネスとしては失敗

だから、品質の定義を変えましょう。見た目の完成度ではなく、相手が回せるかどうかで測る。

「クライアントが自分で回せる状態か」=品質
SECTION 03

マニュアル渡して終わり、が勿体ない理由

さて、本題です

マニュアル、読まれないんですよ

丁寧な人はNotionで操作マニュアルを作ったりする。素晴らしい。でも——いや、正確に言うと、読まれるけど、実行されない

大前提これは相手が悪いんじゃなくて、そもそも人はそういうものなんです。

相手の現場を想像してみる

  • 担当者は、他の仕事も抱えているサイト運用は、その人にとって何番目かの仕事でしかない
  • CMSなんて、触ったことがない前提知識がないところに、いきなり道具だけが届く
  • 3行読んで「あとでやろう」で閉じるそして、永遠にあとでやらない

望む状態になるまで、伴走する

僕だったらこうします。納品して終わりにせず、クライアントが望む状態になるまでサポートする。「望む状態」とは、たとえば——

1

自社スタッフ全員がCMSを使いこなせている

特定の1人に依存させない。組織として動ける状態にする
2

月次の更新が、自走している

制作者に連絡しなくても回る。ここまでが仕事の範囲
3

新しいページを自分たちで追加できている

増やせる状態になって、はじめてサイトが生きる

ゴールは、公開された瞬間じゃない

ここまで行って、はじめて「社内定着」です。サイトが公開された瞬間ではなく、クライアントの組織に定着した瞬間が、ゴール。

公開=ゴール定着=ゴール
SECTION 04

「やり切らせること」にお金をもらう

ビジネスモデルの話をします

この違い、めっちゃデカいです

従来 「作ること」にお金をもらう

成果物を納めた時点で、関係が終わる。値段の対象は作業。

これから 「やり切らせること」にお金をもらう

相手が使える状態になった時点が、ゴール。値段の対象は結果。

ポイント売るものを、成果物から「状態」へ入れ替える。

「作ること」に値段をつけると、AIと競争になる

そして、勝てません。作るスピードもコストも、AIには敵わない。だから値段をつける場所を変える必要があります。

だから「やり切らせること」——つまりクライアントの組織が実際にそれを使えるようになる状態まで持っていくこと。ここには、AIが簡単に代替できない領域が山ほどあります。

ここは全部、人間の仕事

教え方を変える

担当者のリテラシーに合わせて、伝え方を組み替える。

抵抗感のある人を説得する

「今のままでいい」という人を、動かす。

社内の運用ルールを一緒に決める

誰がいつ何を更新するのか、組織の型をつくる。

つまずきを先回りする

止まっているポイントを見つけて、手前で潰す。

しかも、価値はこっちの方が圧倒的に高い

クライアントにとって嬉しいのは、キレイなサイトが届くことではなく、自分たちがそれを使えるようになること。だから堂々と、ここに値段をつけていい。むしろ、つけるべきです。

制作費社内定着までのフィー
SECTION 05

FDEという考え方

海外で流行りつつある新しい支援の形

FDE=Forward Deployed Engineer

海外のテック企業、特にPalantirなどが有名です。彼らのやり方は、こうです。

やらない 作って納品して終わり

自社のオフィスでプロダクトを作り、渡した時点で手を離す。

やる 現場に入り込む

クライアントの現場に入り、実際に機能する状態まで作り込む。

補足FDEの実際の役割や運用は企業によって幅があります。ここでは「現場に入り込んで定着まで見る」という発想の部分を参考にしています。

使われなければ、価値はゼロだから

どれだけ優れたプロダクトでも、現場で使われなければ意味がない。これ、Studio制作にそのまま当てはまると思いませんか。単に依頼されて作るのではなく、作ったあとに定着させる

発想は同じPalantirほど大げさなことをしなくていい。「納品」をゴールに置くのをやめて、「定着」をゴールに置く。これだけで、あなたの仕事の価値は変わります。

SECTION 06

まとめ:ゴールは社内定着

今日の話を、ぎゅっとまとめます

今日の要点は5つ

1

AI時代、「作る」ことの価値は下がる。だから「運用フェーズ」に目を向けよう

2

品質は「クライアントが自分で回せる状態」で測ろう

3

納品+マニュアルで終わらせず、望む状態になるまで伴走しよう

4

「やり切らせること」にお金をもらおう

5

ゴールを納品ではなく、社内定着に置こう

作れる人はたくさん。
定着させられる人は、まだいない

Studioでサイトを作れる人は、もうたくさんいます。でも、クライアントの組織に定着させられる人は、まだ全然いません

問いそこ、狙いませんか。

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